[mental] 思いやり、思いわずらい、気配り、気遣い

思いやるのと、思いわずらうのは、似ているけれども違う。

明日を思いわずらうな。その日の苦労はその日一日だけで充分である。

明日をあれこれ心配するより、その日一日をしっかりと地に足つけて生活すること。ましてや、他人の心配をあれこれしても仕方がない。(生霊が飛んでいってかえって迷惑かけてるかも?!)

マルタよ、マルタよ、あなたは多くのことに心を配って思いわずらっている。しかし、無くてはならぬものは多くはない。いや、一つだけである。マリヤはその良い方を選んだのだ。そしてそれは、彼女から取り去ってはならないものである。

気を配るのと、気を遣うのは、もっと似ているけれども、やはり違う。
相手を心から思いやって為すことが「気配り」、
一方で、「気を遣う」のは、自分が嫌われたくない一心でやっていることが多い。(もちろん自身の精神的消耗度はこちらのほうが大きい)
仕事の場でも観察していると、そこらへんがすけて見えるようになってきた。もちろん自分のことも。
心からの気配りのできる、理屈抜きに自然に体が動いているような人もいる。努力してそうなったというふうには見えない。もちろん努力でそうなれる人もいるが、育ってきた環境と持って生まれた気質があいまって、「理屈抜きに相手を心から思いやって行動する」以外の選択肢をアタマに浮かべもしない人も、いてはる。「無くてはならぬ良いものを選んで持っている」人なのだな、とおもう。