おこづかい

我が家ではフタゴが5歳半になってから、毎月200円ずつのおこづかいを渡している。
きっかけは、スーパーのお菓子コーナー。いかにもカラダに悪そうな着色・香料・食感のお菓子、「○○レンジャー」のシールやおまけのついた(というか、ラムネがおまけについているような)お菓子などが、コドモをくぎづけにする。「ねー、買ってよーー!!」と必ず言われるのだが、どうしても気が進まない。ダメダメばっかり言ってないで、たまには買ってもいいのかなぁ、とはおもうのだが、わたし自身が小さい頃はこういうものは買ってもらったことがなかったし*1、とにかくわたしは自分の財布(家計の財布)からお金を出してこういうものを買い与えるのがいやだったのだ。
それで、コドモが好きなものが手に入って、ワタシもイヤなことをしないですむ方法を考えた。「毎月200円ずつ、渡して、そのなかから好きなお菓子でも食玩でも何でも買っていいことにしよう!それならわたしが買い与えたことにはならないし、コドモ達もダメダメ言われずにすむやん!」

まず、お財布を用意した。首からさげられるビニールのおさいふ。ひとりはエルモ、ひとりはしょくぱんまん。つぎに、「おこづかいのやくそく」を決めて、紙に書いて、リビングに貼った。
その1:5さいのあいだは、1かげつ 200えん
その2:つきの はじめに もらう
その3:なにに つかったか ほうこく(おはなし)する
その4:おかあさんが こづかいちょうを つける
その5:おかねで あそばない
その6:おさいふに しまう
その7:ひとに あげない かさない
その8:よく かんがえて かいものを する
その9:ひとに じまん しない
そしてその下に、二人のサイン(みみずのはったような字で書いたなまえ)を記してある。
ちなみに、6歳になっても金額はまだ200円のまま。はじめは何も分からないので10円玉のおつりが何枚も返ってくると「ふえた」と喜んでいたような調子だったが、近頃は、2か月分ためてちょっと大き目のフィギュアつきのラムネ(ラムネつきのフィギュア?)を買ったりもするようになった。もちろん、指南役のおとうちゃんが毎回金額をチェックしたり、「今月○○円おいとけば、来月コレが買えるで」とアドバイスしているからこそ。
コドモの買いたいものとワタシの買いたくないものをどう折り合いつけるか、という発想からはじまった「おこづかい」だが、ちょっとした楽しみにもなっている。
おっと、「おかあさんが こづかいちょうを つける」をさぼっているのを、思い出しました。ダメじゃん...。

*1:唯一型抜きガムの「スポロガム」だけOKだったのはなぜだろう