友の会「家事家計講習会」

雑誌「婦人の友」の読者の集まり「全国友の会」主催の、「家事家計講習会」に行ってきた。
まず、友の会会員が一週間、一日の生活時間を細かく記録して集計した「時間調べ」でわかったことの発表から。
実際の会員のデータから作成した円グラフが3つ(「○○さん」と名前入り)。Aさんは4人のお子さん(幼児・小学生)の居る主婦のグラフで、睡眠7時間・家事6時間・子ども5時間が多くを占め、あとは食事時間など。Bさんは子どもが中学生の主婦で、睡眠6時間・家事6時間・仕事5時間だが、Aさんの円グラフで「子ども」の占めていた部分が「仕事」にかわっている。Cさんは子どもが独立して、先ほどの円グラフの部分は「友の会・地域活動・ボランティア」にかわっている。
私が注目したのは、どのパターンでも「家事5〜7時間」は変わらずに確保されている点。はっきり言って私はこんなに家事に時間を費やしていない。友の会の会員さんは、一般的・常識的な主婦の方々で、家事や育児をよりよくすることに関心のある人たちだから、このようになるのかもしれないし、うちは相方も有意に家事をしているので、足し合わせればそれなりの時間になっているのかもしれないけれど、それにしてもはっきりわかった。我が家の家事がまわっていないのは、要領が悪いとか鬱が尾を引いているとかではなく、まず私が「家事時間の確保」をしていないことに理由があるんだと。
次に、「朝仕事」について発表があった。「朝仕事」というのは、朝、出かける前もしくは決まった時刻までにメニューを決めて行うルーティンワークのこと。発表者Cさんの場合、起床から9:00までの間に、身支度からモップかけ、湯沸かし、洗濯、朝食準備、朝食、後片付け、流しのふき上げ、ダイニングテーブルの上を何も置いていない状態にするところまで、細かくメニューが決まっているという。パターン化しておく(流行の言葉でいうとフレームワーク化する)ことで、あれをやらなきゃ、これもしなきゃというイライラが減るという。また、9:00までで一区切りをつけることで、生活にメリハリができるということだ。
現在、私は月〜水は、朝のメールチェックからはじまって、なしくずしにパソコンにむかって仕事を始めてしまっているので、朝食のあとの食器がダイニングに残ったまま、昼までそのままになっている日も多い…。「朝仕事」を組み立てて、9:00の一区切りまでは家事に専念することで、新たな家事時間を確保することができそうだ。
「時間調べ」のあとは「家計簿のつけ方(予算のたて方)」と、実例の発表。予算の立て方は雑誌「かぞくのじかん」Vol.9に詳しく載っていたのと同じで、食費予算を一日の「何をどれだけ食べればよいか」から計算して立てるのが、特徴的。家計簿はソフトを購入して既に付けているのだが、記帳がたまってきてしまっているので、追いつかなければ…。

とにかく私は家事の時間を確保していなかったことに気がついたのが大きな収穫だった。当たり前かもしれないが、私にとっては大きな気づきだった。