新型インフルエンザの影響その3

休みになった塾の「休み中にやってください課題」が結構ハードで、昨日は誕生日だというのに泣いていた子ども達…。
塾は通常から質問付自習室をやっているのだが、予定を前倒しして、金曜日から自習室を開けることになったとメール連絡があった。中学生の多い塾なので、保護者からの要望が大きかったのだろう。しかし、授業はないみたいだ。
ヤマハも土曜日のクラスまで休み。しっかり練習させねば。
さて、神戸では、国の方針と異なる対応として、昨日から、一般の医院でもインフルエンザ様の症状のある患者を診察することになった。発熱相談も専門外来もパンク状態なのだから仕方がない。症状も激烈なものというよりは、季節性インフルエンザに類似しているというし。そのような情報をTVやネットで見るにつけ、神戸に近い住民としては、「新型かどうか」は段々どうでもよくなってきたというのが、実のところ、本音である。
一方で、このような指摘もある。
『「季節性と同じでない」=成人に重症例、死者も−感染拡大続く・押谷東北大教授』
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2009052000981
なるほど、季節性とまったく同じではないことはわかった。ではどうすればいいのか。私たちには何が出来るのか。
当面、『新型従来型含めたインフルエンザ患者』一人一人の状態を、注意深く見極めて、重症化のサインを見逃さないようにする、ということに尽きるのではないだろうか。
幸い、日本は、それができる国民生活水準と医療体制の整った国だと思う。もちろん見逃しの可能性はある。独居老人やホームレスやネットカフェ住人だっている。誰にも観察してもらえず、重症化してしまう例がないとはいえないだろう。しかし、互いに気遣い、地域力で危機を乗り切る力が、震災をくぐりぬけた神戸にはあるはずだ。死者がゼロで済むかどうかは、そのような地域の底力に、かかっていると思う。