厳しいことを言う自分

自分の中に、自分自身に対して厳しいことばかりを言う自分が、昔からずっと居る。そいつは理想が高く、完璧主義者で、ちょっとでも足りないことがあると、厳しい言葉で私を叱咤する。100点でなければいけない、あの時の振る舞い方はこうでなくては、このとき言った台詞は本当はこう言わなければならなかった…云々。考えうる最も厳しい言葉を自分に投げかけるのだ。
最近、そいつが、また、でかい態度をとるようになってきた*1。私に対してだけでなく、子ども達に対しても。何かが出来ていない時に、滅茶苦茶怒鳴りつけるのだ。
私を知っている人は、私が怒鳴り声をあげるのが想像できないという人が多いだろうとおもうが、実はしょっちゅう怒鳴っている。しばしば、度を超して怒鳴りつける。「なんでそんなことも出来へんねん、馬鹿野郎!!」壁を蹴る。あさっての方向へ物を投げつける。そして、ずっと、怒りすぎる自分をコントロールできずに困っていた。これでは子供がつぶれてしまう。
今日、怒鳴っているとき、昔自分自身に対して言っていたのと同じことを子どもに対して言っていることにあらためて気づいた。自分に最も厳しい言葉を投げかけていた「そいつ」が、子ども達に対しても最も厳しい言葉を投げかけているのだ。しかも、ヤツは、怒鳴っておきながら、「怒鳴るのはよくない」とあとから私に言うのだ。おかしい。ねじれている。
怒鳴るのをやめられるかどうかはわからないけれど、こないだまで不明だった正体がわかったのは良かったかもしれない。

*1:そいつは、うつの原因の一つでもあるようだ