眼鏡のように

まだたまに気がつくと手がふるえてたりとかして、お薬がなくなった状態で連休をむかえるのは甚だ不安だったので、しかたなく、ダダ混みの医院へ。「お薬なくてもおっけーになりそうだったんですけど、あの鉄道事故にショックを受けて、またちょっと要るかなとおもったらお薬が切れてました。」とありのままに言うと、「そうですね、お薬をうまく使うのは悪いことではないですよ」といわれて、なんだかほめられたような気になる。「目が悪い人が眼鏡をかけるように、ちょっと調子が悪いときは、お薬を使えばいいんです。」
たぶん、きっと、鬱の泥沼へはもう戻らないですむだろう。そこへ近づきそうになったらお薬なり休息なりをとって、体をあたためてやることにしよう。