名医

双子妊娠中、お世話になったお医者さんが、総合病院をやめたあと、近く(車で20分程度のところ)で「レディスクリニック」を開業している。
何かと不安の多い双子妊娠中に、その先生は、わたしの心配や疑問を、とことん解消してくれた。(ちなみに先生のお子さんも双子)
総合病院内で公開されていた端末での情報には、「わたしが小さい頃、病気で入院をしたとき、担当してくれたお医者さんが不安をとりのぞいてくれた。そのような医師になりたい。」という自己紹介文が載っていた。そして、ほんとうにそういう先生だった。同じ病院に行っていた友人も「いい先生よ〜」と言っていた。
わたしの出産時は、ちょうど先生が病院をやめる少し前だったので、他の先生に担当がかわってしまったのだが、出産前の約3週間の入院中、先生は回診スタッフからも外れていたのに、たまに診察のあいまにのぞきに来て、ゆっくりと声をかけてくださっていた。出産後の入院中も先生がのぞきに来られるかと心待ちにしていたのだが、このときはほんとうに疾風のように現れて去っていかれたので、出産後不安定になっていたわたしは、ちょっと残念だった。

さて、今日は「レディスクリニック」へはじめて行ってみた。覚えてはおられなかったものの、話すとやっぱり「いい先生」だった。
主訴はたいしたことなかったのだが、「最近とくに疲れやすくて」「双子は大変でしょう」からはじまった「よけいな話」がとてもココロにしみた。ひとことも「がんばれ」とかいう励ましの言葉はないのに(むしろ「がんばるな」という話だった)、ものすごく励まされた。
やっぱり、いい先生だ。

けど、待合室に患者さんが少なかったのがちょっと心配。
表通りには看板も出てないからかなぁ。
日曜日もやってるから、みんな日曜日に来るのかなぁ。
ワタシ的には「名医」なのになぁ。
お医者さんとの相性って、人によって合う合わないが、かなり差があるからなぁ。
話のもっていき方とか、ちょっと変わっているといえば変わっているからかなぁ。
でもいい先生なんだけどなぁ。
...。