忘れ物

Yは、忘れ物が多い。チョット注意欠陥ぎみなところもある*1。小学一年生のときは、学校に着いたら、自席に座って、次から次へと登校してくる友達と順番にしゃべっているばかりで、自分の支度をまったくしなかったらしい。(友達はさっさと支度をして、朝休みにグラウンドへ走り出ていってしまう。)朝休みが終わる頃、Yは先生に促されてあわててランドセルから中身を出して、宿題や連絡帳を先生の机に出していた。それを個人懇談で聞いたので、Yと相談して、「学校に着いたらすること」を、ランドセルの内側に貼りつけておいて、それを見ながら用意をすることにした。それでやっとクラスメートに追いつくことができていたようだ。

わたしの父は、いつもと違う出掛け先がある時は、「○○へ行く時の持ち物」「時刻、段取り」などを、前日までに必ず紙に書き出して、書斎の机の目の前に貼って、準備をしていた(ゴルフの時はメモを片手にバッグに物を詰めていた)。わたしは、小中学生の頃なのかもっと大きくなってからなのか覚えていないが、よくその「指差し確認」の様子をのぞいていた。父は、わたしにもその方法を勧めてくれていた。ファイリングの仕方なども教えてもらった。

多分わたしにもYと同じ要素がある。だからこそ、準備や整理整頓が必要なのだ。

父とよく笑い話にしたのだが、母は出がけに「忘れ物はない?」といつも聞くのだ。そんなん、わかってたら忘れへんって…。

*1:これは多分、Sと比べるから、注意欠陥とかいう心配ごとになってしまうのだろうな。