依存心を掃き出そう

ここのところ、夕食の支度をする時刻になると、「作りたくない」「やりたくない」「めんどくさい」「ほかのことがしたい」という感情がおこってきて、作り出す時間も遅ければ内容も手抜きのことしかできなくなっていた。
一時的なものだろうと、お惣菜を買ってきたり外食をしたりも織り交ぜながら回避していたのだが、どうもこの感情には居座ってしまわれたようなのだ。
昨日も充分時間と素材があるのに、「気乗りがしない」と他のことをして時間をつかい...さすがに自分でも「気乗りがしないって一体ナニゴト?」と呆れてしまった。
「誰か抜け出し方を教えて!」...でも、たしか占いをする知人に先日、「大丈夫、動き出す準備は出来ていますよ」と言われたのだ。つまり、準備は万端なのに、肝心の「わたし自身」が一歩を踏み出していない。「一歩の踏み出し方も忘れちゃったよ、誰か教えて!」...いやいやそれは誰かに教えられるものではない。わたし以外の誰にも出来ないことだ...。
パワーストーンも、フラワーエッセンスも、「サプリメント」にすぎない。「誰か教えて!助けて!」ばっかりでは、ただの依存心のかたまりだ。もちろん、苦しい時に誰かに助けてもらうのは悪いことではないけれど、ずっとそのままでいるわけにはいかない。「ゴハン、わたしのかわりに食べといて」「トイレ、かわりに行っといて」っていうのが出来ないのと同じように、ワタシの一歩はワタシにしか踏み出せない。
...と、台所の床にへたりこんでべそをかいていたら、ふっと頭にうかんだことがある。「...掃除、してみよっかな...」
今へたりこんでいる場所にも、乾いたゴハン粒や細かいゴミがけっこう落ちている。何から始めていいのかわからないなら、ちょっと、掃除、してみよう、とおもった。

掃除機をかけてあちこち拭いたら少し落ち着いて、やっとゴハンを作る気になってきた。ひょっとしたら、今のワタシにとっての「第一歩の踏み出し方」は、コレかもしれないなー。*1

*1:几帳面な読者の方には信じられない事実かもしれませんが、我が家は、汚れに耐えられなくなったときにしか、掃除をしていません。フタゴにアレルギーのないのを幸いに、「ホコリじゃ死なない」とばかり、『気になるレベル』を最低に落としてズボラに過ごしていたツケがこのへんに出てきています。