バッハ音楽祭

NHK芸術劇場で、「ライプチヒ・バッハ音楽祭」をやっている。(現在23:45)
バッハ(C.P.E.バッハ)のオラトリオ「イエスの復活と昇天」を聴いた。ソプラノとテノールの独唱が素晴らしい。古楽のラッパ(トランペットだけどバルブがない)の音も、チェンバロも素敵。
そもそもわたしの音楽的ルーツのひとつは、高校大学時代毎年歌い続けたヘンデルの「メサイヤ」なのだから、これは「何時間でも聴いていたい」音楽である。
(ほかには「講堂のパイプオルガン」「放送室で聴いたオフコース」「純正調の男声合唱」等がルーツに当たるだろうか)
ソプラノの独唱は、パワーで圧倒するのではなくあくまでまっすぐな声で、ひたすらバロックによくある16分音符をなぞり、時折アタックで息の混ざったドラマティックな表現が入る(うーん、言葉ではうまく表現できないなぁ)。大げさなヴィブラートは要らない。テノールも華やかなパワーヴォイスは要らない。澄んだ響きに自然と倍音がついてくる。うーん、いいなぁ。

NHKのWebページより
演 奏
ソプラノ : ソフィー・カルトホイザー
アルト : パドリツィア・ハルト
テノール : クリストーフェ・アインホルン
バリトン : ヤン・ファン・デル・クラッベン
合 唱 : エクス・テンポーレ
管弦楽ラ・プティット・バンド
指 揮 : ジギスヴァルト・クイケン

収 録 2004年5月16日 ライプチヒ・ニコライ教会(ドイツ)

ドイツでもライプチヒはまだ行ったことがない(通過したことはある)。是非訪れてみたいものだ。